2001年から2005年の米国の住宅市場は好調で、住宅価格は上昇を続ていました。
また、ITバブルの後始末として、低金利政策が続けられていました。
そのため、投資動機で家を持つことが、安全な資産運用と考えられました。
2006年末のサブプライムローン残高は、1兆3千億ドルに膨ふくれ上あがりました。
サブプライムローンの利用者が急増したのは、「住宅価格が上昇じすれば、購入した住宅の担保価値が高まるために、金利の低い一般の住宅ローンに借換られる」というシナリオと、貸出審査基準の甘さが顧客の射幸心を駆立てたためです
証券化による拡大増加
住宅ローン会社は、住宅債権を証券化して転売していました。
サブプライムローンの一部には、モノライン(金融保証会社)によって証券に支払保証がつけられ、トリプルAの格付で安全な有価証券として取引されていました。
トリプルAの格付には最高の信用力があり、サブプライムローン商品は、世界各国に広っていきました。
この証券化のしくみが、住宅ローン会社の資金調達を容易にし、サブプライムローンの増加に弾みをつけたのです。


